2019年5月17日(金)

お知らせ 親父の独り言

毎日市場に行く、たとえ仕入れがなくても

令和元年 5月16日 市場から一日の仕事が始まる。 世の中景気がダイレクトにわかるから! 昨日店が暇だったとする、仕入れが少ないから、電話で配達して貰えばいいと言う考えから、人の感覚は腐っていく!

自分の店で使う食材は、自分の目で確かめて、少しでも安くいいものを仕入れたい。

その日のオススメのメニューは、食材ありきで決める。 市場を歩き、仲買人と話しをして、旬の食材を探し、値段を交渉する。毎日顔を出すから、築き上げられる、人と人との信頼関係。 魚屋さん、八百屋さんもバカじゃないからね。 朝から晩まで、真っ直ぐに仕事に打ち込んでいる人に対しては、商売抜きで相談に乗ってくれるし、多くの気づきをくれる。早いもので料理を始めて25年の月日が経ちました。 美味しいものは作れる自信はあります。 でもね、大切なのは、世間にあふれているような、誰にでも作れるどこにでも食べれる美味しいものじゃないんだよね。 自分が美味しい、食べたいと思うものを作りたいし、お客さんには食べて欲しい。 大切なのは、だれがつくったか! そして一つの料理が出来上がるまでのプロセスや、ストーリー。 こんな自分でも、毎日いろいろなことを感じて、色々悩んでます。そんな日々の葛藤と一つ一つの小さなことを継続することをコツコツと繰り返してます。

  • お金儲けのための仕事ではなく、好きな仕事の延長線上にお金があったらいいな。

毎日、市場には全国からたくさんの魚が届きます。 同じ魚、されど電話一本で買える魚と、毎日寝る時間を惜しまず、市場に足を運ぶから買える特別な魚が文次郎にはあります。 ここが大切です。 やはり私は、信頼できる人から、大好きな人から、気持ちよくいいものを仕入れたい。 そして、最高のコンディションでお客様へ届けたい。 そんな魚屋、野菜、肉で作る、心を込めた料理が文次郎にはあります。 今日も一日が始まりました。

こんな自分を支えてくれる仲間がいます。こいつらに情けない後ろ姿は見せられない、弱音も吐けないしね。 商売に近道なんてない、遠回りしてもいいから、多くの失敗から自分自身で答えを見つけていかなければいけない。 ただ真っ直ぐに自分だけの道を力強く一歩一歩踏みしめて進んでいきたい。と思います。